うさぎを里子としてもらってきた話

一番初めに飼ったうさぎのモッシュ君は練馬の小さなうさぎ専用のペットショップで
3万円で購入しました。2008年のことです。
モッシュ君が育つにつれて、うさぎの事を沢山調べました。
様々なペットに関する知識が付くと同時に、前の自分がいかに無知無学で、
命をペットショップで「購入する」プロセスを疑問に思わず、当たり前と思っていたことに後悔するようになりました。

2回の渡米を果たしたモッシュ君は残念ながら7歳になって心臓病で死んでしまいした。
すごく悲してこんなに悲しいならもう一生動物は買わないし、飼わないと思っていました。

それから1年経ち、気を紛らわせるためうさぎだらけの大久野島に行ったりしたものの
うさぎのいない人生が結構味気ないと思うようになりました。

なので2017年2月、旦那さんと相談してHouse Rabbit Societyから里子をもらうことに決めました。

House Rabbit Society(ハウスラビットソサエティ、以下HRS)
というのはアメリカの老舗のうさぎ専用のNPOで
保健所で安楽死を待つうさぎに宿を提供して猶予をあげ、その間に里親を探すのを第一目的とした組織です。
ロゴは時計の前に立つうさぎ。時間は11時。安楽死が行われる12時までの猶予の時間があまり無い事を表しています。
拠点は米国だけで50程あります。

HRSでは他にもうさぎのホテルやグルーミング、
またうさぎの主食である牧草などを安く売っていたり
うさぎの教育(去勢を施して、きちんと家の中で飼うなど)を積極的に行っています。

うさぎを里子にもらうまでのHRSでのプロセスはこんな感じ
1) 必須では無いけど、念のためHRSに電話して予約
2) 気になるうさぎさんと同じケージ入って相性をじっくり確かめる
 我々は15羽くらい見てから、会いたいうさぎをその場で選びましたが、
 事前に HPに掲載されているうさぎさん目当てで行くのも有り
 3匹目でもちさんと出会い、ニートみたいなやる気の無い性格に惹かれ、引き取ることに

HPに掲載されている里親募集中のうさぎさん達


3)引き取りたい旨を伝えたら、今までのもちさんの詳細(病気経験、捨てられ野良兎として見つかったこと、以前引き取られるも離婚してHRSに戻ってきた等壮絶な兎生)を教えてもらう
4)経歴がOKなら誓約書サインをする
5)HRSマネジャーによる飼い主適正インタビュー(面談は10分程)
6)インタビューに合格したら、引渡し日の調整し帰宅(同日には引き取れない規約があります)
7)引渡し日にHRSに行き、うさぎの面倒の見方についての30分くらいのビデオを見る
8)本契約書にサインし、$70支払う※2羽だと$100($50/羽)
9)今までのメディカルヒストリーをもらう
10)もちさんをお家に迎える
車でお家に帰るもちさん


HRSから引き取る利点🐇
ー6ヶ月以上のうさぎの場合は去勢済み
ーチップが入っている
ーパラサイトなどの虫の除去が済んでいる
ートイレトレーニングが済んでいる
ー指定の獣医さんの検診が一度無料
ーHRSでのグルーミングが一度無料
ーHRS会員1年間無料(ホテル利用などお安く)


もちさんが来てまだ1週間も経ちませんが、ペットのいる生活は本当に素晴らしいです。
長生きしてくれるように日々勉強です。
ペットを迎える時は、ペットショップではなく、里子でまず考えてみては如何でしょうか。(自戒の念を込めつつ。。。)

里子を考えている人に参考になるかもしれないページ
東京キャットガーディアン(猫専用シェルター)
http://www.tokyocatguardian.org/open_shelter.html
日本国内犬専用シェルターhttp://dogshelter.jp/parents/
米国大手の里親募集ページ https://www.petfinder.com/


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